丸7年がすぎた

糖質制限を始めてこのGW明けで丸7年が過ぎた。

当初は糖尿病関連の数値が良くなったら元の食生活に戻そうと思っていた。
しかし直ぐに糖質制限をこのまま続けようと思った。。

低糖質生活はあらゆる面で面白いのだ。
肉体的にも精神的にも色んな変化が起こる。

人間は何を食べどう暮らしてきたのだろうと考えるうちに、10万年前、100万年前のご先祖様にまで思いを馳せる様になった。

人類は700万年という途方もない長い時間を生き抜いてきた。
我々のご先祖ホモサピエンスも20万年という時間を過ごし今にいたる。

この長い時間を生き抜いてきた力(DNA・遺伝子)が我々現代人にも受け継がれているはずと感覚的に理解できれば、低糖質生活の面白さは格段に増す。

ここでいう力とは物理的に強い力ではない。
人類は結構ギリギリのところで巧みに生き抜いてきたのではないだろうか。
ただそこには悲壮感ではなく、明るく楽しい生活=笑顔が満ち溢れていたはずだ。

こういう時ご先祖様はどうしていたのだろうかと考えると朧気ながら答えが見えてくる。

たとえば低糖質生活では、お腹が空かなくなる・食後眠くならない・臭いが変わる。
決められた時間にお腹が空いていては狩猟生活では生きていけない。
幸運にもお腹いっぱい食べることができてもグーグー眠ってしまうようではすぐに捕食動物に食べられてしまうだろう。
攻撃のために臭いを発する動物はいても日常的に臭いを発していてはここにいるよ、食べてくださいと言っているようなもの。

自分の体に起きた変化が、ご先祖様の生活にフィットするような気がして面白い。

見渡せば低糖質の食材も沢山でてきた。
質も量もこの数年で大幅によくなった。

TVの健康番組では当たり前のように糖質制限(糖質の害)が語られる様になった。

が、自分が思うほど低糖質生活は普及してないような気もする。
それほど糖質・炭水化物は美味しく、その習慣性から逃れられないケースも多いのだろう。まさに「糖質過剰症候群」。

さすがに『えっ、ご飯食べないの? 死んじゃうよ』という反応は少なくはなってきたが、この感覚に近い反応を示す人達もまだまだ多いのかもしれない。

「○○○すれば□□□が治ります」なんてものは眉唾物で私も手を出すことは無かったが・・。

(2019.5.9 記)