色々な形での糖質制限

糖質制限を提言している著名な3人の先生。
糖質摂取量を
 ・山田先生は一食20~40g、一日120gを
 ・江部先生は一食20g、一日60g(*1)を
 ・釜池先生は一食5g以下(一日一食)を
勧めている

*1:スーパー糖質制限の場合。江部先生はこの他にスタンダードな糖質制限とプチ糖質制限も提言されている。

山田先生は糖質20g程度の炭水化物を毎食摂ることも良しとしている。
釜池先生は糖質5g以下を糖質ゼロとよんでいる。

私は江部先生のスーパー糖質制限を行っているが、山田先生の摂取量でも効果は充分出るようだ。

各先生の支持者の間で色々と議論はあるようだが、どの方式でいくかは、本人自身が決めればいいだけのこと。緩めに始めて慣れてきたら厳しくするも良し、厳しく始めて数字を見ながら緩くする手もあるだろう。

炭水化物の摂取量が多い人が急に厳しい糖質制限を行うと1ヶ月~2ヶ月後に体調が悪くなることがあるとの報告もなされているので注意が必要だ。

私は早く結論を出したかったのでスーパー糖質制限を行った。

釜池先生の本も解りやすかったが、さすがに一日一食は抵抗感があった。ただ糖質制限をしていると空腹感はないので、今なら朝と昼はコーヒーとチーズやナッツ類で済ませることも出来そうな気はしている。ただ釜池先生方式だと夜はガッツリ食べないといけないが、私の夜は晩酌セットなので夜だけだと必要な食事量を確保出来ないかも知れない。

糖質制限には色々と批判も多いので、それらに影響されないためにもこの3人の先生の著書には目を通しておいた方がいいと思う。自分で論理的に納得していないと長く続けられないような気がする。ネットで情報を集め続けるのも必要だろう。ネットの世界は玉石混交だが有用で新しい情報も少なくない。

一度糖質制限がうまくできるとその様々な効果に驚き、途中でやめる人はほとんどいないのではないか。早い段階で2割くらいは脱落するというがその時期を乗りきれば大丈夫と思われる。駄目そうなら糖質摂取量を増やし、いけそうなら現状維持かさらに減らしてみるのもいいだろう。

血糖値を上げるのは『炭水化物(=糖質)』。それ故、炭水化物を制限すれば血糖値は上がらない。
これほどシンプルな理論はない。そして結果は確実にでる。

意外と炭水化物(*2)が多い食材が何かは知られてない。主だったものとして『お米、パン、ラーメン、うどん、そば、パスタ、お芋などの根菜類』。『えっ、お蕎麦も駄目なの』との声も少なくない。

見落とされがちなのが炭酸飲料・野菜ジュース・ドレッシング・ソース類・栄養ドリンクそして果糖やおせんべいなど、これらの糖質量は結構高いので注意が必要だ。

甘いものを控えるということは誰でも発想できるが、お饅頭やケーキ、角砂糖など直接甘いものよりも、お米やパン、麺類は多くの糖質を含んでおり肥満、血糖値を上げる原因となっている。

甘いものをセーブしても炭水化物を減らさない限り、効果はない。

*2:正しくは『炭水化物=糖質+食物繊維』だが、一般的に食物繊維は1割程度なので『炭水化物=糖質』と見なしても問題ない。

(2013.12.10 記)